映画『光はどこにある』(2024年6月14日公開、野田麗未監督)で主演の田辺灯里役を演じた円井わんさん。「円井わん」って変わった名前だなと思った視聴者さんも少なからずいたかも知れません。
そこで今回は、「円井わん」という名前について調べてみました。
目次
円井わんの本名は中西麻梨香
円井わん(まるい わん)さんの本名は中西麻梨香(なかにし まりか)です。
円井わんのプロフィール
- 芸名:円井わん
- 本名:中西麻梨香
- 生年月日:1998年1月3日
- 出身地:大阪府
- 血液型:B型
- 身長:159cm
- 所属事務所:スクワッドマネジメント
円井わんさんは2024年5月から芸能事務所をスクワッドマネジメントに変えています。どうして事務所を変えたのか、そのあたりの事情ははよく分かりません。
そこで調べてみた結果、興味深いものが見つかりました。スクワッドマネジメントのホームページから円井わんさんの出演の仕事を調べるとたくさんの出演情報がが出てきたのでした。
事務所変更の事情は分かりませんでしたが、たくさんの仕事を獲得するためだったのかも知れません。スクワッドマネジメントも円井わんさんのマネジメントには力を入れているようです。
今後の円井わんさんの芸能活動に事務所の変更がどのように反映されるのか楽しみですね。

ところで、円井わんさんは2024年に入ってから半年で、映画5本・テレビドラマ6本もの作品に出演しています。円井わんさんの女優としての活躍ぶりには驚かされると共に、今後の活躍にますます期待が持てそうです。
円井わんの芸名の由来
円井わんさんが芸能活動を始めたころは、本名・中西麻梨香で活動をしていました。しかしある時期から、円井わんさんは本名より芸名での芸能活動を望んでいました。
円井わんという芸名の由来は柴犬に似ているから

「円井わん」を本名だと思う人は少ないのではないでしょうか。苗字が「わん」なら中国名で「王」ともとれるのですが、名前が「わん」となると違和感があります。
やはり、「わん」という言葉から初めに連想されるのは犬でしょう。実際、円井わんさんは、柴犬に似ていることから「犬」を略して「柴田」とか「柴ちゃん」とか呼ばれていたようです。

「円井わん」という名前は、2020年芸能事務所ジャングルとの業務提携が決まった時に事務所からいただいた芸名だとのことです。
芸名の由来
- 名前「わん」の由来
①柴犬に似ている
→わん(犬の鳴き声)
②色々と仕掛けられる
→ナンバーワン・オンリーワン - 姓「円井(まるい)」の由来
まるい器・お椀(わん)
→器の大きさ・許容のある人のイメージ
『名は体を表す』と言います。「円井わん」なんて、一見ふざけた名前のように思われます。しかし、命名のエピソードからは名付け親の想いが伝わるちょっといい話ですね。
円井わんの芸能活動
映画『獣道』(2017年7月15日公開、内田英治監督)で、 宗教団体の子供役として映画に初出演。以降、映画の他にテレビドラマ・ミュージックビデオ・CM等映像作品に多数出演、人気を博します。
円井わんの実家はどこ
円井わんさんは大阪府出身です。それ以上の詳細は不明です。
円井わんの家族構成
円井わんさんの家族には、父母兄がいるようですが、いずれも一般人のため詳細は不明です。
円井わんの生い立ち
「私には、これしかなくね?」、「他になることは考えたことがないんだよなぁ」。円井わんさんが女優を意識し始めた頃の想いです。幼い頃から女優以外の道には関心がなかった円井わんさんですが、これといった女優になるための特別な対策は何もしてなかったようです。
そんな、女優志望の円井わんさんは高校進学時は女優を意識してか「香ヶ丘リベルテ高等学校表現教育科」に進学します。

高校卒業後は、大学に進学せず女優を目指して上京することになります。東京では「映画好きが集まるバー」でアルバイトしながら女優への道を模索します。
まとめ
今回は円井わんさんの名前をテーマに調べてみました。円井わんさんは芸能界へ入った頃、本名である中西麻梨香で活動していました。中西麻梨香という名前は芸名としても違和感のない素敵な名前です。
そんな素敵な名前ですが円井わんさんのご両親が、「麻梨香」と名付けた由来は不明です。けれど、「麻梨香」という名前には名付け親の想い・願いのこもった素敵な名前であることは間違いのないことでしょう。
円井わんさんは「円井わん」の名前の由来については対談で明らかにしています。しかし、円井わんさんが芸能活動名を「中西麻梨香」から「円井わん」に変えた動機については明言されてなく不明です。
いずれにしても、確かに言えることは「中西麻梨香」も「円井わん」も、名付けた人々の温かい願いや期待がこめられている素敵な名前であるということではないでしょうか。
【芸声B語】結びにかえて
▼名前には、ひとの一生を包みこむ力がある。
生まれた瞬間に与えられる音の連なりが、その人の最初の物語になる。
円井わん――。
はじめてその名を耳にしたとき、どこかやさしく微笑みたくなった。
まるくて、やわらかくて、少し不思議な響き。
けれど、その音の奥に、ひとりの女優の確かな輪郭が見えてくる。
▼彼女の本名は中西麻梨香。
麻のようにまっすぐに、梨のように瑞々しく、香のように人の記憶に残る――
そんな願いが込められているのだろう。
きっと、冬の光の中で生まれた小さな娘に、ご両親は“春”の匂いを与えたかったのかもしれない。
誰かにやさしく届くように。
どんな風にも折れないように。
そんな思いを、名前の中にそっと忍ばせて。
▼やがて彼女は、「円井わん」という名を選ぶ。
柴犬に似ていると笑われたその素朴なエピソードが、いつしか彼女の旗印になった。
“わん”――その音には、どんな飾りもない。
嬉しいときも、寂しいときも、ただまっすぐに相手を見つめる。
犬のように誠実に。
そして、ナンバーワンでもオンリーワンでもなく、自分らしい“ひとつの音”で生きていく。
そんな小さな覚悟が、その三文字に息づいている。
▼苗字の「円井」は、“まるい器”を意味するという。
人を受けとめ、包みこみ、静かにその中で灯をともすような形。
映画の中で、彼女はどんな役柄でも、相手の心を映す鏡のようにそこに立つ。
激しく叫ぶわけでもなく、押し出すような主張もない。
けれど観客の胸のどこかに、あとからふわりと余韻が残る。
それはきっと、「まるい器」にしかできないこと。
とがらず、傷つけず、ただ静かに、受け入れる強さ。
▼芸人は、与えられた名前で生まれ、選んだ名前で生きていく。
中西麻梨香――家族の祈りを背負った幼い日々の名前。
円井わん――自ら掴みとった、光の中を歩くための名前。
ふたつの名の間には、彼女が選んできた“生き方の温もり”がある。
それはまるで、幼い日の自分に「大丈夫」と言ってあげるような優しさだ。
変わることを恐れず、それでも心の真ん中は変えない。
そんな人の生き方を、この名前はそっと語っている。
▼“円井わん”と口に出してみる。
音の響きがまるで、心の奥の棘をなでていくようだ。
その名前が、人の記憶のどこかに残るとしたら、
きっとそれは、やさしさの形をしている。
名前は、その人が誰かの世界に触れる最初の扉。
そして、円井わんという名は、
いつか出会う誰かの胸の中で、小さな灯りとして残っていく。
まるくて、あたたかくて、どこまでもやさしい。
そんな音のように――。

